NARA CROSSOVER 2022を成功させたい！ - NARA CROSSOVER #ナラクロ

クラウドファンディングは無事目標の100万円を達成いたしました！ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

はじめに

昨年は平城宮跡歴史公園の朱雀門ひろばで開催した『NARA CROSSOVER #ナラクロ』ですが、今年はスケジュールの都合など様々な事情が重なり、奈良県文化会館で開催することとなりました。

会場がホールになったことで、雨天時の心配をする必要がなくなり、フルオーケストラでの演奏も可能になったので、今年はオーケストラステージ、バンドステージの1日2公演となりました。

昨年と同じく、出演者・スタッフ共に、現時点で考えられる最高のメンバーが賛同してくれました。イベントの内容には必ずご満足いただけるという確信がありますので、当日をぜひ楽しみにしていてください。

コロナ禍を経て再スタート

みなさんもご存知の通り、ライブハウスでのクラスターに始まり、音楽フェスに対するバッシングなど、このコロナ禍において、音楽業界もかなりの打撃を受けてきました。

僕自身、2020年4月5日に無観客で行った「なら100年会館」でのコンサートは昨日のことのように覚えています。僕にとって100年会館でのコンサートは、毎年そのために活動しているとも言えるような、一年の集大成でした。

まだほとんどガイドラインもなかった頃なので、連日徹夜であらゆる情報を集め、考えられる全ての対策をした上で、ギリギリまで有観客で開催するつもりで計画していました。ですが世の中の流れにはついに抗えず（誹謗中傷なども少なからずありました）、直前の3月27日に、断腸の思いで無観客での開催を決断しました。（折角コンサートに来てもらっても、自分自身が全力で歌に集中できる状況でなければ意味がない、と感じたのが一番の理由でした）
チケットを買ってくださった方たちには、返金対応や、当日の模様を収録したDVDをお送りしたりしました。

それから間もなくして、世間ではマスク不足が騒がれるようになりました。100年会館コンサートに向けた感染対策の一環として、ある程度まとまった数のマスクを確保していたので、希望者の方たちにマスクをお送りしたりもしました。先着100組で募ったのですが、一瞬で受付終了になったのを覚えています。

今ではようやく「外ではマスクを外そう」という流れになってきたので、なんだか懐かしいです。

その後も人数制限を行ったり、オンラインイベントを行ったり、試行錯誤の中で補助金などの力も借りながら、年に何回かの公演をなんとか続けてきました。

くじけそうになったことは何度もあり、音楽をやめて新しい仕事を始めようかとさえ思ったこともありましたが、昨年のナラクロがきっかけとなり、もう一度音楽で頑張ろうと思えるようになりました。

そしてコロナ禍と言われるようになってから2年と数カ月が過ぎ、ようやく、コロナと共存の道が見え始めてきたように思います。今年の7月からは、コロナ前までは当たり前に行っていた商店街でのライブや、その他様々な場所でのフリーライブなども計画中です。

ハイエースをラッピングした「ぴよっきーカー」も制作中で、ゆくゆくはそれに乗って、全国行脚などもしていきたいと考えています。

やっと本当の意味で再スタートできる、そんな心境です。